このコラムは2013年に執筆し、2020年に加筆・修正を加えたものです。
テントウムシを漢字で書くと?
みなさんは、“テントウムシ”を漢字で書くことができますか?“点灯虫”?“点燈虫”?これは蛍に似合いそうな名前ですね、それでは・・・“転倒虫”??まさか(笑)。
本当は、“天道虫”と書くようです。でも、なぜ“天の道の虫”なんでしょうか?
ヒントはテントウムシの習性にあり!
子どものころを思い出してみてください。テントウムシをつかまえて、手のひらを歩かせたことはないでしょうか?また、落ちていた木の棒にとまらせたことはありませんか?
その時テントウムシは、手のひらから指先へ、または木の棒の先端までちょこちょこと歩いていき、空に向かって飛び立ちませんでしたか?そうです、空には太陽=“お天道様(おてんとうさま)”がありますよね。
太陽に向かって飛んでいく虫、天への道を教えてくれる虫、だから天道虫・・・テントウムシは、虫の習性が由来の名前なんですね。
ちなみに英語では、テントウムシは“ladybird”、“ladybug”といいます。Lagybirdとはキリスト教の聖母マリアのことを指します。由来として、七つの星を聖母マリアの七つの悲しみにたとえたのだとか諸説ありますが、これはテントウムシが、世界中で愛されている昆虫とも言える事例ではないでしょうか。
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