白鳥幼稚園の欅(けやき)#01 Zelkova

 白鳥幼稚園には、樹齢100年以上と思われる大きなけやきがあります。四季の巡りによりその姿を大きく変えるけやきの姿は、私たちに自然の美しさとたくましさを教えてくれます。

 けやきの元で元気に遊ぶ子どもたちもまた、時間の経過とともに心を豊かに変化させ、たくましく成長していきます。3歳になり家庭から離れ、社会生活の第一歩となる幼稚園での生活を送ることは、子どもたちの心にどのような変化をもたらすのでしょうか。

▲春の欅

▲夏の欅

▲秋の欅

▲冬の欅

遊びと成長#02 Play and growth

 幼児期は、子どもが自分自身や自分の能力について学ぶ時期です。子どもにとって、『学ぶこと』は『発見をする』ことであり、発見は『遊び』の中から生まれます。私たちが成長と呼んでいるのは、これら多くの発見・遊びがもたらす心の変化そのものなのです。

幼児期の成長・心の変化

 また幼児期の子どもは、自分の脳や身体の発達に見合った独自の方法で学習する存在ですから、決して系統立てられた一様な学習プログラムや、特定の意図をもって作られた知育玩具等によってその成長を図ることはできません。子どもたちは友達と過ごす多くの時間の中で、自己主張や譲り合い、思いのずれや共感しあう楽しさなどを自ら学んでいくのです。

 そして、子ども時代に培うこれらの友達づきあいや感情の分かち合いが、将来の社交性・社会性の向上にとってとても大切な経験となっていきます。

幼稚園の役割#03 Role of Kindergarten

 子どもたちが独自に遊びの中から多くを発見して成長していく存在であるなら、幼稚園の役割とはいったいなんでしょうか。

 幼稚園は、子どもに難しいことやできないことに挑戦させるところではありません。また、たくさんの学問的な知識を教えるところでもありません。

 子どもたちが自ら多くを学んでいけるよう、安心して遊べる環境を設定してやり、成長(発見)の基点となる遊びを後押ししてあげることこそが幼稚園の大きな役割だといえます。また、少子化が進み地域で遊び相手が得にくくなった現状を考えると、幼稚園の重要性はさらに増しているように思われます。

心の成長の場#04 Growth of heart

 私たちは常に、子どもたちと心を通わせることを第一に心がけています。保育活動が子どもたちの気持ち中心となることで、白鳥幼稚園が子どもたちにとって大切な心の成長の場となり、楽しく過ごす事ができるように、職員一同心を合わせて、毎日の保育にあたっていきます。

白鳥幼稚園園長 五十嵐千恵子

白鳥幼稚園園長

白鳥幼稚園園歌『ありがとう、けやきさん』School Song

白鳥幼稚園には、『ありがとう、けやきさん』という園歌があります。園のシンボルである樹齢100年以上のけやきと、子どもたちへの想いを込めた園長の詞に、ピアノ奏者の平松八江子先生に曲をつけていただいたものです。

白鳥幼稚園園歌『ありがとうけやきさん』

白鳥幼稚園の春のけやき

1番(春の欅)

おおきなけやき やさしいき
きのめふっくら めがさめた
おいで しろとりようちえんのこどもたち
つばめも ちょうちょも いっしょにね
はるかぜ はっぱを そっとゆらす

白鳥幼稚園の夏のけやき

2番(夏の欅)

おおきなけやき やさしいき
おひさまかんかん あついなつ
おいで しろとりようちえんのこどもたち
せみも かぶとむしも いっしょにね
こかげにふくかぜ すずしいよ

白鳥幼稚園の秋のけやき

3番(秋の欅)

おおきなけやき やさしいき
きいろいはっぱが ひかってる
おいで しろとりようちえんのこどもたち
とんぼも からすも いっしょにね
あきかぜ さやさや いいきもち

白鳥幼稚園の冬のけやき

4番(冬の欅)

おおきなけやき やさしいき
はっぱはおそらへ まいあがる
おいで しろとりようちえんのこどもたち
きたかぜなんかに まけないよ
ぽかぽかはるのひ もうすぐだ
『けやきさん ありがとう!』

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